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Solvency Margin
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コンピタント株式会社
ソルベンシーマージンとは、保険会社の「支払余力」のことを指す。通常では予測できない事態が発生した場合にも保険会社にどれだけ保険金支払能力があるかを示す数値を指す。ソルベンシーマージンと、諸リスクを数値化したものとの比率をソルベンシーマージン比率と呼び、保険会社の健全性を判断する重要な指標となっている。ソルベンシーマージン比率は、200%以上であることが、健全性を判断する一つの基準となっている。計算式:ソルベンシーマージン比率(%)=ソルベンシーマージン総額÷(リスクの合計額÷2)×100 ※ソルベンシーマージン総額=下記の項目の合計額純資産合計、価格変動準備金、危険準備金、一般貸倒引当金、その他有価証券の評価差額×90%(※)、土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%)、負債性資本調達手段等、控除項目、その他※リスクの合計額={√R1の2乗+(R2+R3)の2乗}+R4保険リスク、予定利率リスク、資産運用リスク、経営管理リスクなど通常予想できる範囲を超える諸リスクを数値化して算出する。 保険リスク相当額(R1)=大災害の発生などにより保険金支払いが急増するリスク相当額 予定利率リスク相当額(R2)=運用環境の悪化により、資産運用利回りが予定利率を下回るリスク相当額 資産運用リスク相当額(R3)=株価暴落為替相場の激変などにより資産価値が大幅に下落するリスク、および貸付先企業の倒産などにより貸倒れが急増するリスク相当額 経営管理リスク相当額(R4)=業務の運営上通常の予想を超えて発生し得るリスク相当額
BIS規制 自己資本比率規制 ソルベンシー