ニートとは、[Not in Employment,Education or Training]の略称で、職業にも学業にも就かず、専門的技能を取得する意志も無い人のことを指す。現在では俗に言う「家事手伝い」もニートの定義に含めるものとされている。 2005年3月に内閣府の「青少年の就労に関する研究会」(委員長・玄田有史東大助教授)は2002年時点でニートが85万人だったと発表した。またこれら85万人のうち就職を希望しながら求職活動をしていないのが43万人、就職を希望していないのが42万人としている。少子化、高齢化が進む中でのニートの増加は、国家の経済発展を停滞させ、財政破綻に結びつきかねないと危機感が高まっている。