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にちべいしゃかいほしょうきょうてい
コンピタント株式会社
日米社会保障協定とは、これまで日系企業の米国駐在員に対する社会保障費の問題点を解消するための協定。これまで、日系企業の米国駐在員は、日本の厚生年金保険と米国の公的年金制度および医療保険制度の双方に加入しており、両国の制度の保険料を負担することとなっていた(二重加入の問題)。また、米国の年金受給権を得る期間に駐在期間が満たない場合がほとんどで、実質的に支払った米国の公的年金は掛け捨てになっていた(掛け捨ての問題)。日米社会保障協定の締結により、年金制度等の二重加入を防止するとともに、外国の年金制度の加入期間を取り入れ年金が受けられることとなった。正式名称は、「社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」。2005年10月効力発生。