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Vendor Specific Objective Evidence
ぶいえすおーいー
コンピタント株式会社
VSOEとは、ベンダーとして行う保守やサポートの公正価値を証明する客観的根拠・証拠のこと。米国会計基準では、ベンダーが行う複合契約の収益計上に際して、その収益計上額を提供するサービスごとに計上することが求められており、この計上額を証明する証拠がVSOEである。例えば、ソフトウェアの販売に際して、2年間の保守サービス込みで販売した場合、ソフトウェア部分の価格と保守サービス部分の価格に分割し、保守サービス部分の売上を保守期間で期間按分しなければならない。このような場合、過去の取引で保守だけを請け負った場合の料金などをVSOEとして示す必要がある。なお、日本ではVSOEの整備までは求められていないが、管理上の適切な区分に基づきサービスの内容やその各々の金額の内訳が顧客との間で明らかにされている場合には、サービスごとの対価を分割して期間計上することとされている。