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Valley of Death
コンピタント株式会社
デスバレーとは、最先端のイノベーションが事業化・製品化を前に頓挫する現象、または頓挫の要因となる事象のこと。デスバレーを直訳すると死の谷。米国ネバダ州とカリフォルニア州の境界にある谷で、開拓時代の移民の多くがこの地を越えられずに死んでいったといい、このような超えられない谷を新技術開発にもあてはめてデスバレーと呼ばれる。米国発の言葉だが、もともとは、先端技術の基礎研究には国などの支援があり、商品化の段階では民間の資金が流入しやすいが、その中間にある応用開発の段階には支援が得られにくく、ここで先端技術の事業化・製品化が頓挫してしまう事象が多いとされ、これがデスバレーと呼ばれた。現在では、このような事象に限定せず、経営者のビジョン不足や組織内部の軋轢など、最先端のイノベーションの実現を妨げる要因全般をデスバレーと呼んでいる。