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Agency Problem
えーじぇんしーもんだい
コンピタント株式会社
プリンシパル(委託者)がエージェント(代理人)に業務行為を委任する関係をエージェンシー関係と呼ぶ。株式会社の場合、企業のオーナーである株主が企業経営を取締役に委任している(所有と経営の分離)。このような関係をエージェンシー関係と呼ぶ。エージェンシー関係にある委託者と代理人は、必ずしもその利益が一致しないことがある。株主と経営者の関係を例にとれば、経営者は自己の名声や利益を重視し、株主利益とは一致しない行動をとることがありうる(エージェンシー・スラック(Agency slack))。このように、エージェンシー関係にある両者の利益が一致しない問題をエージェンシー問題と呼ぶ。エージェンシー問題により発生するコストをエージェンシーコストと呼ぶ。
エージェンシーコスト 所有と経営の分離