最適資本構成

Optimal Capital Structure

さいてきしほんこうせい

コンピタント株式会社

最適資本構成とは、企業価値を最大化させる資本構成（資本と負債の構成）のこと。
モジリアーニ・ミラーの定理（MM理論）によれば、法人税が存在する実社会においては、負債による資本調達を行った方が、（有利子負債の調達レート以上の利益を獲得できる限り）節税効果分、企業価値が高くなる。
しかし、実際には、有利子負債依存度が高まれば高まるほど、倒産リスクが高まることになり、この倒産リスクが一定限度を超えると、逆に有利子負債比率の上昇が企業価値の低下を招く局面を迎える。
従って、現実世界での最適資本構成に一般的な公式は存在せず、各企業の業態やリスクによって変化するものとなる。

モジリアーニ・ミラーの定理