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Fermi estimate
ふぇるみすいてい
コンピタント株式会社
把握するのが困難な数値・量を手がかり(最小単位等)となる数値等を元に、仮定や推論を組み立てて数値を導き出す法則。物理学者のエンリコ・フェルミに由来する。ただし、元となる数値が把握できていないことには結果は導き出せない。また、元となる数値の精度が高く、仮定や推論が論理的であるほど答えも精度の高いものとなる。裏を返せば、前提が違っていたり仮定・推論等の違いにより、答えに大きな差がでることがある。有名な例としては、シカゴ(アメリカ)にはピアノの調律師が何人いるか?を推定するものがある。以下の数値を元に推定する。1.シカゴの人口を5百万人とする2.1世帯あたりの人数は2.5人とする3.ピアノを持つ世帯は20世帯に1台あるとする4.ピアノの調律は1年に1回行なうとする5.調律師はピアノのを調律を1日に3台行なうとする6.調律師は週休2日で年50週、年計250日働くとする以上のことから5百万人÷2.5人=2,000,000世帯2,000,000世帯÷20世帯=100,000台100,000台÷(250日×3台)=約133名よって、シカゴにいるピアノの調律師は133名程度と推定される。