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Operating Characteristic Curve
おーしーきょくせん
コンピタント株式会社
OC曲線とは、サンプル検査による場合のロットの品質と合格確率の関係を示した曲線。検査特性曲線と訳される。サンプル検査の母集団の実際の状態と、サンプリング結果には、サンプリングの誤差が生じるため、その結果の差が生じる。この差を表現するために母集団の状態と検査結果(合格率)をプロットした図がOC曲線である。OC曲線では、横軸にロットの不良率(母集団の不良率)を取り、縦軸にその不良率のロットが検査で合格する確率をとる。ロットの不良率がゼロであれば、検査合格確率は100%、ロットの不良率が100%であれば検査合格確率は0%であるから、OC曲線は右下がりの曲線となる。当然ながら、サンプルサイズが大きくなるほどサンプリング誤差は小さくなるが、サンプルサイズを大きくすることは検査コストの増大を招くことになる。そのため、抜取検査の設計にあたっては、どこまで誤差を許容するのか(生産者危険と消費者危険をどこまで許容するのか)を定義する必要がある。
サンプルサイズ 合格品質水準 限界品質水準 生産者危険 消費者危険