課税売上割合

かぜいうりあげわりあい

コンピタント株式会社

課税売上割合とは、その計算を行う事業年度における課税売上と総売上の比率。
算式：
課税売上割合＝課税資産の譲渡等の対価の額（税抜）÷資産の譲渡等の対価の額（税抜）

課税売上割合が95%以上であれば、課税仕入に係る消費税額を全額、仕入税額控除の対象とできるが、課税売上割合が95%未満の場合、控除可能な仕入税額について、個別対応法式もしくは一括比例配分方式で計算する必要が生じる。

（課税売上割合算出時の注意点　〜　国税庁タックスアンサー　2009年3月現在）
・総売上高と課税売上高の双方には、輸出取引等の免税売上高及び貸倒れになった売上高を含む。また、売上について返品を受け、又は値引、割戻し等を行った場合は、それらに係る金額を控除する。
・総売上高には非課税売上高を含むが、不課税取引、支払手段の譲渡、特定の金銭債権の譲渡及び国債等の現先取引債券（売現先）等の譲渡に係る売上高は含まない。ただし、現先取引債券（買現先）等の取引のうち売戻価額と買収価額との差額に相当する金額は、総売上高に含む。なお、その差額が差損となる場合には、総売上高から控除する。
・総売上高に加える、特定の有価証券等の対価の額は、その譲渡対価の額の5%に相当する金額とされている。

消費税 個別対応方式 一括比例配分方式 不課税取引