親会社説

おやがいしゃせつ

コンピタント株式会社

親会社説とは、連結財務諸表作成の基本的な考え方の一つで、親会社の株主の立場から連結財務諸表を作成すべきという考え方。
対義する概念は、「経済的単一体説」。

親会社説によれば、少数株主に帰属する持ち分（少数株主持ち分）は、連結会計上の資本を構成せず、また、少数株主に帰属する利益（少数株主利益）は、連結上の純利益から調整され、連結損益計算書の純利益は、親会社の株主に帰属する損益が表示される。

この考え方は、日本の連結会計制度で採用されている考え方であり、国際会計基準でも従前は、この親会社説によった会計制度となっていた。
しかし、2008年1月にIASBは、新企業結合会計制度を発表しており、この改定制度は、経済的単一体説にシフトした制度となっている。

非支配株主持分 非支配持分利益 経済的単一体説 全部のれん 部分のれん