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にゅーよーくじょうやく
コンピタント株式会社
ニューヨーク条約とは、「外国仲裁判断の承認及び執行に関する条約」の通称であり、多国間条約の一つ。一般的に国際間での民事経済紛争が起きた場合、仲裁手続き、若しくは準拠法に従った裁判が行なわれる。その際、一国の司法制度に従い、判決がおりたとしても、それが、相手国でも同様に効力をもつとは限らない。これでは、一度下った判決に決定権はなく、意味のないものになってしまう。そこで、ニューヨーク条約に加盟している国家間では、対象国で下った判決を自国でも同様の判決内容とし取り扱うこととしている。08年のリーマンショック以降、世界的にも経済紛争は増えており、その判決の効力の有無は、企業の今後の見解、及び対策に非常に大きな影響力を及ぼす。
仲裁 ジュネーブ条約