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Geneva Conventions
じゅねーぶじょうやく
コンピタント株式会社
ジュネーブ条約とは、多国間条約の一つで、「外国仲裁判断の執行に関する条約」の通称。締結国同士での民事裁判執行権限を共通化するための条約である。1927年に当初締結され、日本は1929年に加盟。これにより、日本国法下の判決が他国においても同様の効果をもつこととなり、国際企業にとって非常に大きなメリットがある。裁判は時間・費用ともに大変負担が重いことは周知の事実だが、ある一国で下された判決に、判決を受けたものがその対象国において従う必要がなければ、最初の裁判自体意味をなさない。日本で受けた判決をもって、さらに別国で裁判で紛争解決することはさらに負担が重くなり、企業の多国籍化にとって、大きな障害となりうる。ジュネーブ条約により、仲裁の判断が国際間でも実効性を持つようになる。
仲裁 ニューヨーク条約