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Asset Retirement Obligations
しさんじょきょさいむ
コンピタント株式会社
資産除去債務とは、建物設備などの取得にあたって計上を求められる将来債務で、撤退・撤去する場合に必要となる諸費用額に相当する金額のこと。撤退・撤去にあたり必要と見込まれる資産除去のコストや有害物質の除去コストなどの割引現在価値がこれにあたる。資産除去債務を計上する場合、同額を資産の帳簿価額に加え、減価償却を通じて費用を期間配分する。IFRSへのコンバージェンス(共通化)の一環として2011年3月期から日本基準にも適用されることになった。資産除去債務の発生時に当該債務の金額を合理的に見積ることができない場合には、これを計上せず、当該債務額を合理的に見積ることができるようになった時点で負債として計上することとなっているが、遠い先の撤退を経営者が意思決定するのが難しいという問題をはらんでいる。
IFRS 偶発債務 現在価値