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Defined benefit pension plan
かくていきゅうふがたねんきんせいど
プライスウォーターハウスクーパースHRS株式会社
確定給付型年金制度とは、年金や一時金等の給付額の計算式があらかじめ確定されている年金制度である。厚生年金基金、適格退職年金(適年)、確定給付企業年金は確定給付型年金制度に含まれる。確定された給付の原資として必要な掛金は、予定利率、予定退職率、予定昇給率などの基礎率を基に数理計算によって算出する。さらに算出した掛金を企業が運用することによって必要な原資を確保する。そのため、運用リスクは企業が負うこととなる。ただし基礎率はあくまで予測値であって実績との乖離が避けられないため、一定期間及び一定の状況の変化に応じて再計算を行い、掛金などを見直す必要がある。確定給付型年金制度は、企業にとっては給付設計の自由度が高く、従業員にとっては受給額が安定するといったメリットがある一方、金利の変動、年金資産の運用状況、人員の変動などの要因が企業の財務状況に大きな影響を与えるリスクを考慮する必要がある。執筆/コンサルタント 日裏 賢志 (ひうら けんじ)
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